B1 格差
投稿:2022/12/17 更新:2022/12/17
宇宙へ
バイロン星とは何なのか。置いてけぼりを喰らったとはどういうことなのか。本人も知らない謎を解くためre2部隊は宇宙へ飛び立った。

ゲイル「あれがシエルノヴァか...!」
かつて自分の乗っていたポルタノヴァと同色の機体が迫る。手には小型化されたプライムブラスターが握られている。いくらリボルヴフレームとはいえ、相手は新型機だ。次第に距離を詰め、装甲の頑丈ではない裏側から撃ち落とそうと考えるが、既に読まれていた。エネルギーパックに被弾したため、やむなく武器を捨てる。

大型ライフルはリボルヴァの背後で大爆発を起こし、光で見え隠れする機体はブレードを構えシエルノヴァに向かう。
ゲイル「(まだ武装は残っている。ここで腕の一本でも落とせれば!)」

頑丈なのは装甲だけではなかった。フレームも材質の改良が加えられ、並のブレードでは切断することができなくなっていた。そこへ新型の武装を装備したリーコンが駆けつけるが、ユニットレドームに捉えられていたため射撃体勢に入ったその瞬間、集中砲火を受けた。
ベグ「動きが完全に読まれてたのか?!」
ゲイル「何か武器を!」

遅かった。
リボルヴァの右側を最大出力のプライムブラスターが焼き尽くす。異常加熱でバックパックは切り離され、姿勢制御を失った機体は暗闇の中へ放り出される。
ベグ「俺1人じゃどうしようも無いじゃ無いか!」
???「誰が1人だ!」

横には黒い初期型アルトが大きなチャージライフルを構え、シエルノヴァの片腕は無くなっていた。
ベグ「だ...誰なんだ。こんな機体は俺らの部隊に配備されていなかったはずだ。」
???「まぁ、救援って事で。」
シエルノヴァはデブリの裏へ隠れ、体勢を整える。
ベグ「何か武器を。」

黒いアルトのバックパックが展開し、3本のミドルサブマシンガンが現れる。
???「反撃開始だ。オラ、ついて来い!」
黒いアルトと荒い青年と共に、シエルノヴァを追い詰める...
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