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OPT-3 遭遇

Mg6

投稿:2022/11/05 更新:2022/11/06

注意点

・レッドスピアー隊公認
・番外編(時系列:4話の後)

連合軍科学研究工場跡地

連合軍の新型機を撃破・奪取した3人はアジトへと帰還しようとしていた。
ゲイル「このリボルヴァって機体、まだなんか慣れねぇな...」
ベグ「当たり前さ。俺じゃ歩くこともままならなかったのに。まぁ俺にはリーコンが一番しっくりくるからな。」
トレーラーへ機体を載せながら雑談していると、リーコンのレーダーに何かが映った。どうやら民間用のトレーラーだ。
ベグ「ジョンのおっちゃん、トレーラーが来てるけどどうするんだ?」
ジョン「ん?ああ、どれどれ...  !」
ベグ「敵ですか?まさかね。」
ジョン「レッドスピアー隊だ...!逃げるぞ、おい早くしろ!!」
慌ててエンジンをかけ、荷台を折りたたむジョン。しかしレッドスピアー隊のトレーラーは次第に近づいてくる。
ゲイル「あの連合潰しの?それなら一度やりやってみたかったな。ちょっと腕試しに行ってくるか!」
ジョン「お前正気か?!せっかくの機体がどうなっても俺は知らないからな!」
ベグ「えぇぇぇ~?」
こうしてゲイルはレッドスピアー隊のトレーラーへ出撃した。

レッドスピアー隊 トレーラー

デルタ「兄貴、何か近づいてきます。」
カイト「どうせまた流れ星じゃねぇの?」
読んでいたカタログを閉じ、カメラを確認する。すると白いエグザマクスが映っていた。
カイト「エグザマクス?!」
デルタ「だから言ったじゃないですか。3度あることは4度ないんですよ。」
カイト「あーわかった、(無線) おいそこの白いん~アルトみたいなやつ。何か用か?」
ゲイル「お前らと戦ってみたくてね。」
デルタ「最近よくいる戦いを挑んでくるヤツです、放っておきましょう...」
カイト「いいよ。やってやるよ。デルタ、ハッチを開けてくれ。」
真紅の機体がトレーラーのコンテナから飛び出し、リボルヴァと対峙する。

森林

カイト「かかって来いよ。自信あるんだろ?」
ゲイル「じゃあ遠慮なくやらせてもらう。」
まずは小型拳銃で距離を詰めていく。もちろんシールドに全弾命中させて。
カイト「いい技量だけどな、武器の貫通力が無い。」
2機の距離は縮まり、近接戦へ突入する。カイトはバスターソードを展開し大きく振りかざす。ゲイルはグリップ部の隙間を蹴り飛ばし、これをかわす。
カイト「今のを避けられた?!」
ゲイル「ようやっと体に馴染んできたぜ、このコンソール。」
カイト「久しぶりに使ってみるか…アレを。」
ゲイル「...へ?」
そう言ったカイトは何かの起動キーを押す。するとアルトの装甲が次々にパージされ、シリンダーの隙間からは濁った赤色の光が漏れ出していた。
デルタ「なんで今使うんです!」
カイト「目には目をって言うだろ?」

バスターソードが展開し、周囲に衝撃波が広がる。
ゲイル「ぐうっ!」
リボルヴァの脚部クローでなんとか耐えるが、その間にアルトはものすごい勢いで迫ってきていた。
カイト「これを耐えたのはお前が初めてだ。でも!俺の勝ちだ!!」
バスターソードがリボルヴァの左肩に...当たったかと思われた。刃先には貫通したバインダーのみ。ゲイルは直前にバインダーを外し、衝撃をそこで吸収していた。
ゲイル「装甲なしのアルトが!」
キリングブレードでバスターソードを持つ右腕フレームを斬りつけるが、逆にキリングブレードが折れてしまった。
カイト「もう武器は無いみたいだな。今日はここまで、だ。」
ゲイル「そっちこそ、武器は持てないはずだ。」
カイト「何?!」
その瞬間、さっき斬りつけた右腕フレームがミシミシと音を立て砕けた。バスターソードへのエネルギー供給は絶たれ、ただの重い剣と化した。
カイト「なぜ超特殊合金のフレームが...」
ゲイル「合金フレームには欠点があんだよ。お前のフレームは恐らくハンドメイドだろう。合金同士の繋ぎ目がうっすら見えている。だからそこにブレードを叩きつけた。それに、長時間衝撃波を発生させていたバスターソードを保持していたんだ。自壊して当然さ。」
ブースターの電源を入れ、去っていくゲイル。カイトも部品を回収し、トレーラーへ乗り込む。
デルタ「まさか兄貴がねぇ...」
カイト「あの野郎、次会ったらスクラップにしてやる!!」
思わぬ遭遇は双方に1つの改善点を導いた。

あとがき的な何か

レッドスピアー隊を出せ出せ言われたので番外編として出してみました。本当は写真付きで投稿したかったのですが、赤のアルトやバスターソードなるものが手元になかったので断念しました。
要望があれば、これを読んでいるあなたの部隊の登場人物も出したいと思います。その際はコメント欄へ。

この作品のタグ
#30mmサイドストーリー
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この記事の制作日誌

30mm オリジナルストーリー

  • 作成日時:2022/10/13 18:41

記事数:13記事

  • 最新投稿:2023/07/23 10:30

この記事の完成作品

コメント

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本条レイ

伝言 兄貴と呼ばせるな。
ハンドメイドではなく奪取したもの。
あのアルト1年前のだろ()

2年前

Mg6

本条レイのプロフィール画像 本条レイ

>伝言 兄貴と呼ばせるな。
カイトカイト乱立するのを防ぐため
>ハンドメイドではなく奪取したもの。
(フレームが)ハンドメイド
>あのアルト1年前のだろ()
ラビオットが先行生産され始めた時期なのにいきなり新型が出てきたらつじつまが合わなくなる

2年前

本条レイ

Mg6のプロフィール画像 Mg6

>カイトカイト乱立するのを防ぐため
隊長でもいいだろ。
>(フレームが)ハンドメイド
REDはEXMに関しては何もやっていない。逆にそっちのフレームハンドメイドじゃないならなんだよ()
>辻褄が合わなくなる
てっきり改修型が出てくると思った()

2年前

Mg6

本条レイのプロフィール画像 本条レイ

>隊長でもいいだろ。
カイトとデルタの関係性につい今後の登場で深掘りするための「兄貴」
サイドストーリーに登場するレッドスピアー隊は平行世界でのものと考えた方がいい
>REDはEXMに関しては何もやっていない。逆にそっちのフレームハンドメイドじゃないならなんだよ()
上と同じく平行世界でのレッドスピアー隊なので設定は異なる
奪取した際に破損したフレームをハンドメイドのより強度の高いものを使用した
と考えてくれ
>てっきり改修型が出てくると思った()
レッドスピアー隊は予定通り話が進めば3回登場する
なので改修型は今後出る

結論:細部の設定は投稿に載ってなかったから個人的解釈で進めてるんやで

2年前

記事を書いたユーザー

競技玩具とプラモデルが趣味の人。
Twitterに移行したのでこっちは過去作置き場です。コメント以外の更新予定なし。最近は美プラしか組んでませぬ。