ログイン・新規登録

通知

現在、通知はありません。

プロトノヴァ

ダチュラ

投稿:2025/03/24

プロトノヴァ

bEXM-00【プロトノヴァ】はノヴァ系EXAMACSの最初期試作機で、後に教習用や火器試験機として運用された。本稿ではその設計・改修・戦歴、技術情報の来歴、さらに派生機ProtoNoviaの意義について考察する。

519
3

9
シリーズ
バイロン軍
機体・キャラ名
カスタマイズシーンベース (市街地Ver.)
メインカラー

bEXM-00【プロトノヴァ】は、ノヴァ系EXAMACSの開発において最初期に設計・製造された試作機であり、のちにバイロン軍における教習・訓練用機体として転用された機体である。本稿では、本機の設計的特徴、中距離火器運用試験機としての改修経緯、ならびにX台地侵攻戦における限定的運用の背景について検討し、さらに当該機体に関する技術情報の来歴とその政治的含意について論じる。また、現地にて短時間で改装された派生機「ProtoNovia(プロトノヴィア)」についても触れ、その意義と特異性についても考察する。

開発経緯と用途転換

bEXM-00は、ノヴァシリーズの開発母体として設計された先行試作機群の中で、最古の現存機体である。開発当初はノヴァ系列EXAMACSにおける汎用型制御フレームの技術検証を目的とし、機関部・関節構造・耐震ユニットなどの複合的評価が実施された。
ノヴァシリーズの正式量産型が確立された後、本機はその後継機に対する操縦者育成用として再配備され、教習用EXAMACSとして機能を変更された。この際、機体の兵装は安全上の理由により封印されていた。

火器試験機としての再運用

後年、本機は中距離火器の管制システム試験機として一時的に再運用された。特に、キャノン系統の中距離制圧火器と、それに連動する発射制御アルゴリズムの実地試験に用いられた記録が残る。
背部に確認される支柱状構造物は、腰部に実装された殲滅ミサイル発射時の反動を軽減するスタビライザーである。この装備は、制御支援AIを用いた振動解析と動的姿勢制御技術の併用により、当時としては高い制御精度を実現していた。

X台地侵攻戦における異例の実戦投入

本機は本来、戦闘配備の対象外であったが、X台地侵攻戦においてバイロン軍が劣勢に陥った際、現地指揮官の独断により封印を解除され、実戦投入された。これは戦術的判断というよりも、追い詰められた指揮系統の混乱の一端とみられ、同戦線における兵站的・倫理的問題を象徴する事例の一つとされている。

パイロット選抜試験機としての運用と「先行者」の称号

パイロット選抜試験機としての運用と「先行者」の称号

プロトノヴァは、X台地先遣行軍部隊におけるパイロット選抜試験にも用いられた記録が存在する。この際、搭乗機の性能よりも、過酷な状況における操縦者の即応能力・戦場判断力が評価されたとされる。試験運用時に本機は「先行者(フォアランナー)」の異名を得たが、これは通称であり、正式名称は「先遣行軍隊搭乗者選抜試験機」である。この呼称には、ノヴァ系開発の前史を担う存在としての象徴的意味も込められていた。

ProtoNovia(プロトノヴィア)

ProtoNovia(プロトノヴィア)

バイロン技術陣が、マクシオンの女性型機体「スピナティア」に対抗すべく、bEXM-00【プロトノヴァ】を現地で約10分という短時間で改装して生まれた即応型改修機。女性的なシルエットと、よりしなやかに再調整されたモーションプログラムを特徴とする。急造かつ実戦投入直後に失われたため、正式な機体番号や詳細記録は一切残されておらず、存在自体が一種の都市伝説として語られることもある。

技術来歴の再検証と「機械如来 BAILON」の関与

bEXM-00【プロトノヴァ】を含むノヴァ系列の技術記録は、従来、バイロン人による段階的技術発展の成果とされていたが、近年の調査によりその一部が欺瞞工作である可能性が指摘されている。
すなわち、「機械如来 BAILON」なる存在がバイロン教会設立以前より存在し、既に機関構造・制御技術を含む完全なノヴァ系技術体系を保持していたという記録が発見されている。バイロン人が“開発した”とされる技術は、実際には「BAILON」が管理していた技術情報を段階的に開示したものであり、技術的独立の証左ではなかった。
この事実は、技術史および文化的主体性に関する再評価を迫るものであり、今後の軍事史・宗教史研究において極めて重要な論点となる。

この作品のタグ
#30MM
#バイロン
519
3

9

コメント

コメントするにはユーザー登録が必要です。

ユーザー登録はこちら

x009s

まさか、あの伝説をここで見るとは笑

3ヶ月前

okinasan

あの伝説も30mmなら実現可能^_^30mmの自由度は無限です^_^

7ヶ月前

ダチュラ

okinasanのプロフィール画像 okinasan

「あの伝説」も、随分昔の話になってしまいました。
今では、同じ国のロボットがカンフーアクションしているので、びっくりです。
高速道路の橋脚がロボットに化けるのだから30MMの自由度はすごいです。
(^o^)

7ヶ月前

作品を投稿したユーザー

こんにちは!よろしくお願いします。

ダチュラさんの他の作品

作品一覧へ